【展示概要】  
 ペルーへの日本人移住は、サトウキビ耕地あるいは製糖工場での就労を目的として、1899年佐倉丸にて790人が渡航したことに始まります。ペルーはラテンアメリカの中で日本が正式な外交関係を最初に結んだ国で、1873年の通商友好仮条約にさかのぼります。しかし、第二次世界大戦が起こると、ペルー政府は日本と国交を断絶して、在留邦人有力者の多数を逮捕し、そのうち約1,800人をアメリカに強制移動しました。戦後は日系人に課せられていた様々な制限措置も次第に撤廃され、1958年には年間150人を限度に近親者呼び寄せが認可されるようになりました。1967年には皇太子同妃両殿下のご訪問を機に日秘文化会館が設立され、1981年には日本人移住80周年記念行事の一つとしてペルー日本人移住史料館がオープンしました。日系人口は現在約9万人と推定されていますが、在日外国人登録ペルー人が5万5千人であることから、おおぜいの日系人が日本に滞在していると考えられています。