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南 信司さんに聞く
そもそも、どうして ハワイの日系二世を 被写体に?

 タレントさんの撮影などでよくハワイを訪れていたのですが、現地のコーディネイトをしてくださる人たちの中に、日本語をしゃべれる方たちがいました。それが日系三世、四世の方たちで、彼らと話をしていくうちに、「日系人」というのがどういうものなのか、自分の中ですごく気になっていったんです。
  それがちょうど、「9・11」のテロがあった頃で、アメリカの空港では、入国審査の身体チェックで靴下まで脱がされるような経験をしました。仕方ないとは思うんですけれど、現状のあまりにも突然な変容ぶりに、なんだかひどく居心地の悪い感覚があって。実際は比べものにならないでしょうけれど、もしかしたらパールハーバーが襲撃された翌日の日系人の感覚って、こんな感じだったんじゃないかな、と思いました。ある日を境に、自分たちがアメリカ人だと思っていた感覚が完全にぶち壊されて、「ジャップ」と呼ばれるようになった訳ですから。なんとなく僕の中で、「9・11」のときの体験が彼らにオーバーラップするような感覚がありました。そんな小さなきっかけと同時に、出会った二世の方たちの大らかさや、話す言葉、立ち居振る舞い、部屋に飾られた一見「日本的」なものの中に見え隠れする不思議な違和感、彼らの持つ独特の世界観といったものに魅力を感じました。
  二世の人たちって、ものすごく強い人たちだと思います。戦時中の話もその後の苦労話も、本当に明るく笑顔で話すんですよ。ある程度の時間を超えてきたからこそ強く成り得たのでしょうが、そういう人たちと出会えたことが嬉しかった。と同時に、彼らの年齢がもう高齢だったので、彼らと出会って僕が感じた不思議な違和感みたいなものって、いずれは消えてなくなってしまうんだと思いました。たとえ三世や四世がそれを引き継いだとしても、それは変わっていくモノ。だから、見る人がどう解釈してくれるかはわかりませんが、日系二世の人々がどういう風に生き、どういう世界観を持っていたかということを、僕は写真として残しておきたいなと。
  撮影をはじめてから6年になりますが、これでおしまいではなくこれから先もできれば撮り続けていきたいと思っています。

南 信司 Shinji Minami http://www.shinjiminami.com
1964年 福岡県生まれ。
■日系人作品関連の経歴
2004年 日系人撮影の準備、リサーチを開始。
2005年 The History Channel Japan 〜20世紀のファイルから
  −TV特番「ハワイ楽園の唄」
  ハワイの日系人特集番組内でHAWAIIAN DREAMの作品と本人が紹介される。
2008年 写真雑誌『Photo GRAPHICA』にて文章とハワイ作品の一部が 紹介される。
2009年 電通スタジオロビースペースで日系人作品展示。
2010年 電通スタジオ(汐留カレッタ)ロビースペースで日系人作品展示。
■その他受賞歴
2009年 読者が選ぶ講談社広告賞(優秀賞)NTT docomo
2008年 カンヌ国際広告賞 デザイン部門銀賞(参加フォトグラファー)
  TPR(株)熱帯資源植物研究所
2008年 消費者の為になった広告コンクール、雑誌広告金賞 
  Nブロック公共広告 AC,WEP
2006年 準朝日広告賞&TPR(株)熱帯資源植物研究所
■著作  
2005年 南信司写真集『TIMELESS』370×245mm88p 
  南信司写真事務所/サイレントグラフィックjp

 




 

 

 

 
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