海外移住資料館
新着情報
概要
常設展示
企画展・催し物
学習プログラム
利用案内・交通案内
図書資料室(海外移住)
ボランティア活動
海外移住資料館だより
移住資料ネットワーク化プロジェクト
キッズコーナー

情報検索システム
キッズコーナー貸出教材 いみんトランク 貸出についてはこちら
企画展『海を渡った花嫁物語』特別サイト 特別展示 移民の暮らし
特別展示 ハワイに生きる日系人

独立行政法人 国際協力機構 JICA横浜


 

HOME > 海外移住資料館だより > 日系社会から寄せられた、たくさんの善意と義援金

日系社会から寄せられた、たくさんの善意と義援金


 震災直後より、国内海外各地の日系社会から寄せられた多額の義援金や応援メッセージ。まとまった規模の日系社会を形成する北・中・南米からだけでなく、アジアやオセアニアなど、世界中のさまざまな地域で、復興支援の動きは大きなうねりとなりました。それはまるで、敗戦後の日本を救おうと海外在住の日本人や日系人が一丸となって救援物資を届けてくれた「ララ物資*」を彷彿とさせるものでもあります。
  震災後すぐに、日系団体からの熱い要望に応える形で義援金の受入口座を開設した(財)海外日系人協会には、早々に1200万円以上の義援金が届き、近く被災地の県知事宛に届けられる予定です。このほか、赤十字等の団体を通じて日系社会から日本に届けられた義援金は、すでに5億円を超えているとも言われています。

*「ララ物資」とは
  1946年から52年にかけて、戦争で荒廃した日本には、北南米からたくさんの食料や衣料品などの支援物資が届けられました。それらの物資は、支援を取りまとめた団体(アジア救済公認団体=Licensed Agencies for Relief in Asia)の頭文字を取って「ララ物資」と呼ばれ、援助された物資を当時のお金に換算すると、400億円相当にものぼったと言われています。 その実に2割もが日本人移住者・日系人からの支援によるものでした。

 
[ボリビア]琉舞、 エイサーで支援公演
(5/23付 沖縄タイムス)
  バンクーバーの日系コミュニティでは、
「B.C. Japan EarthquakeRelief Fund」が設立された
(3/18付 バンクーバー新報)

 

 

 

 

 

 

ペルーで「頑張れ日本」 義援金2千万円
日系社会による支援イベント (5/22付 共同通信)
  3/15付、3/23付 
北米報知の震災特集グラビア

 

 
 3月17日、サンパウロ宮城県人会館にて。
 今回の震災で最も大きな被害を受けた宮城、岩手、福島の県人会が合同で主催した特別法要には、日系人ら約250人が詰めかけ、それぞれの思いを込めて焼香しました。★


   サンパウロのリベルダーデ東洋人街にある喫茶店では、ブラジル宮城県人会との共同企画として、3月26日から4月末まで、東日本大震災の被災者への応援メッセージを巨大な布に寄せ書きする活動が行われました。店内の壁に張られた幅12メートルの白い布に客らが「GAMBARE」「復興した日本は、きっと今までよりすてきな日本になっている」などと日本語、ポルトガル語で思いを寄せました。メッセージが書き込まれた布は、宮城県内の被災地に贈られるそうです。★

★印の写真・情報提供:ニッケイ新聞

 

来館者紹介 被災地の現状をブラジルに伝える
〜元ブラジル陸軍少将・日系二世の小原彰さん〜

  5月24日、ブラジル在住で日系二世の小原彰さん(71)が海外移住資料館を訪れました。小原さんは、日系人としてはじめてブラジルの陸軍少将になった経歴を持ち、退役後、現在は日系社会への貢献活動に取り組んでいます。
  5月1日〜27日にかけて、石巻市、気仙沼市や陸前高田市など、東北の被災地を訪問してきたという小原さん。今回の被災地視察にあたり、「実際に自分自身の目で状況を確かめたかった」と言い、帰国後、ブラジル日系社会での今後の被災地支援策を検討するといいます。
  「ブラジルでは、日本全体がもう破壊的な状況だと思われている節があり、私が日本に行くというと、『頭がおかしくなったのか』と言う人もいました。でも、日本は戦後に奇跡的な復興を遂げた国。今回の震災からも必ず立ち上がれるはずだという思いがありました。そして、実際に被災地を訪問し、その思いは確信となりました」。
  小原さんは、被災した人々、行政、自衛隊やボランティアなどすべてが一丸となってがんばっている様子に感銘を受けたといいます。「ブラジルに帰ったら、日本は大丈夫だと人々に伝えたい。自分自身のルーツである日本の底力をこの目で確認することができ、これまで以上に日本を誇りに感じました」。
  「テレビや新聞からは決して人々の『心』の本質は伝わってこない。現地に出向き、自分の目で見て、人々と会話をしてはじめて伝わってくるものだと思います。海外にいる私たちが日本の復興を信じること、日本は大丈夫だと伝えることが、被災した人々の希望にもつながると思っています。ブラジルの日系社会がみなさんのことを思っていることを忘れないでいてほしい」と話す小原さん。今回の訪問で、ブラジルで日系の人々が被災地を思って折った千羽鶴と復興への願いを込めた3000枚もの短冊を、被災地の人々に届けました。

 
General de Brigada 
AKIRA OBARA
(陸軍少将時代の小原さん)
  5月24日に当資料館を訪れた元ブラジル陸軍少将の 小原彰さん(右)

 

 

 この度の大震災に際して、ブラジル日系社会は各団体の呼びかけに応じて、あるいは自発的に義捐金の募金運動を迅速に行い、予想以上の金額を短時間で集めることができました。これは、日頃お世話になっている母国日本が困った時こそ具体的に行動することが必須であることの認識が存在したからです。「血は水よりも濃し」という格言が真実であったことが確認できたことは幸甚でした。

 


サンパウロ大学教授 二宮正人氏

 



 
このページの先頭へ
JICA ロゴ
海外移住資料館ホームページHOME