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第18号(2010年Winter)  モルフィーちゃんと行く!海外移住探検隊 Vol.3
モルフィーちゃん
海外移住にまつわる あれこれを、 みなさんと一緒に お勉強します。 どうぞよろしくね!!
 
 

日系社会と皇室

 かつて、日本人移住者の家には必ずといっていいほど天皇陛下の御真影(写真)が大切に飾られていました。世界のどこで暮らしていようとも、日本人であることに誇りを持ち、日本人であり続けようとした移住者たちにとって、皇室は特別な存在としてその心の中にあり続けてきたのかもしれません。
皇族の方々も、海外へ渡った日本人移住者とその子孫に対しては、常に深い関心を寄せられており、移住者の居住国を訪問される際には幾度となく日系人との交流の機会をもたれています。
今回は、日系社会と皇室の関係について、資料館の所蔵資料からたどってみることにしましょう。

サンパウロにあるブラジル日本移民史料館に展示されている 開拓小屋の再現。室内の壁に昭和天皇皇后両陛下の御真影 が飾られている。(写真提供:ブラジル日本移民史料館)

1967年5月・ブラジルご訪問

 皇太子同妃両殿下(当時)がはじめてブラジルを訪問されたのは、1967年5月のこと。歓迎と歓喜に沸く日系社会の様子を、現地の邦字紙や日本人会の会報が伝えています。
家族に抱えられながら参列した高齢の1世移民が、背筋をスッと伸ばして皇太子同妃両殿下(当時)をお迎えする姿、その顔に深く刻まれたシワや流す涙、勲章受章者たちの言葉にならない思いや、日系社会だけでなくブラジル国民全体が国をあげて歓迎する様子が詳細に描写された記事からは、このご訪問がいかに移住者たちの長年の苦労を労い、気持ちを癒すものであったのかが伝わってきます。

ブラジルご訪問1カ月前の1967年4月、移住後59年ぶりに日本を訪問した 第1回ブラジル移民船笠戸丸移民9名を皇居に招待し、ご歓談される皇太子同妃両殿下(当時)
皇太子同妃両殿下ご訪伯の様子を伝える ノロエステ日本人会の会報

ご訪伯を歓迎して製作された記念レコード
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1975年9〜10月  昭和天皇皇后両陛下ご訪米

 1975年9月30日から10月14日まで、昭和天皇皇后両陛下がはじめてアメリカ合衆国を訪問されています。皇太子殿下のころより訪米を強く希望されていた昭和天皇ですが、第2次世界大戦により長らくその機会を失っていました。1975年になってようやく実現したこの公式訪問は、日本の天皇として歴史上初めてのご訪米となりました。
このとき昭和天皇皇后両陛下は、ロサンゼルスやサンフランシスコ等、日系人の多く住む地域を訪れ日系人との面会を果たされています。このことからも、昭和天皇皇后両陛下の移住者・日系人に寄せる深い思いを知ることができるでしょう。

日米時事新聞社発行の ご訪米歓迎特集号
戦後30年が経過して実現した昭和天皇皇后両陛下のご訪米は、日系社会だけでなく、アメリカ国民からも盛大な歓迎を受けたのよ。その背景には、現地で暮らす日系人たちが苦しい時代を乗り越えて勝ち得てきた信頼や友好関係があったのでしょうね!
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1997年5月〜6月・ブラジルおよび アルゼンチン日本人移住80周年ご訪問


 

  前年に日伯友好100周年を迎え、また翌年にブラジル日本人移住90周年を控えた1997年には、5月30日から6月13日まで、天皇皇后として両陛下がはじめてブラジルをご訪問。同時に、日本人移住80周年を迎えたアルゼンチンも訪問されました。
ご訪問から戻られた際の記者会見で、皇后陛下はブラジル、アルゼンチン両国の日系社会について「移住者一人ひとりの努力が、日系人を、それぞれの国の好ましい社会構成員として位置づけるまでの長い道のりを思い、深い感動を覚えました」と述べられています。
天皇皇后両陛下のご訪問を歓迎するポスター
(ブラジル)
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1978年6月・ブラジル日本人移住 70周年およびパラグアイご訪問

 1978年6月には、日本人移住70周年を迎えるブラジルと隣国パラグアイを、皇太子同妃両陛下(当時)がご訪問。ブラジルでは、移住70周年の記念式典にご臨席になりました。現在サンパウロにある日本移民史料館は、このときに記念事業のひとつとして開館したもので、両陛下のご臨席のもと落成式が行われました。

『週刊サンケイ特別グラフ 増刊70周年記念誌』 『皇太子ご夫妻南米親善訪問の旅』 (共同通信社)

2009年7月・カナダおよび アメリカ合衆国ご訪問

 2009年7月には、天皇皇后両陛下がカナダとアメリカ合衆国を訪問されました。ご出発前より、「各地で日系の人々に会い、日系人の歩んできた道への理解をさらに深めていきたい」とのお気持ちを示されていた天皇陛下。カナダのバンクーバーでは、バンクーバー日本語学校・日系人会館のほか、日系社会の憩いの場として親しまれているナショナル日系博物館・ヘリテージセンターなどを訪問し、日系高齢者施設の入居者らとも親しく歓談されました。

2008年、ブラジル日本人移住100周年の記念式典には皇太子殿下がご臨席に。その時の様子を伝えるブラジル日本文化福祉協会の会報 バンクーバー日本語学校・日系人会館をご訪問。 子どもたちに話しかけられる両陛下 (写真提供:バンクーバー新報)

 

このほかにも、各国日系社会の周年行事などにあわせて皇族の方々が各地を訪問され、日系人との交流を重ねられているのよ。移住者にとって皇室の存在は、とても大きなものなのね

 

 
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