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公開講座「日本人と海外移住」
   

第3回「アメリカ合衆国への移民」坂口満宏(京都女子大学)

 
   

第3回概要
 本講義では、1歴史、2地理、3日本とのつながりの3点から「アメリカ合衆国への移民」の特質を紹介していきます。
 1の歴史では、1860年代から1940年代にかけての日米関係史を概観しながら、移民の送り出し状況の推移を大きく把握します。
 2の地理においては、日本からの移民はいつ、どこからアメリカに渡り、どこに集住したのかという点に焦点を絞り、岡山県と熊本県を事例に考察していきます。移民の出身地を地図に書き入れる作業にも取り組んでみたいと思います。
 3の日本とのつながりにおいては、1900年前後にアメリカ西海岸各地につくられた県人会が、1920年代半ばになると日本の海外協会の支部として再編されていく過程を取り上げます。そうして再編された在米県人と出身地とのつながりの事例をいくつか紹介したいと思います。

 
   

第3回のレジメ(PDF形式)はこちらからダウンロードできます。

 
   

第3回報告
最初に、司会の柳下先生より、海外移住資料館に今回の講義に関連するアメリカ合衆国への移民についての資料が多くあること、その重要性が言及され、続いて坂口先生の講義が始められた。 講義は〈歴史〉、〈地理〉、〈日本とのつながり〉についての事例を説明しながら進行した。

〈歴史〉
留学生(国費留学生や苦学生とよばれる人々)、亡命者、密航者、ハワイ官約移民、大陸横断鉄道工事に従事した人々などが渡米し、日米紳士協定以降は家族呼び寄せ時代となり、1941年の日米開戦に突入していったと、渡米日本人の歴史的推移が説明された。 次に「家族呼び寄せ」と写真花嫁について、日米紳士協定の解説とともに統計資料を参照しながら説明が続いた。

〈地理〉
日本人移民の居住地および出身地についても、統計資料を参照しながら解説された。オレゴン州に岡山県人が多く、それについて調査した坂口先生ご自身の経験や、その調査結果などが紹介された。渡米者の出身地域について、異なる地域の比較や地道な調査から傾向を見いだすなど、調査の難しさや面白さについての話もあった。

〈日本人とのつながり〉
県人会の推移、海外協会やその支部としての活動についての解説の後、実際に地図上で作業をしながら理解を深めるという学習方法の実践がおこなわれた。 続いて熊本県人会や熊本海外協会の会報などの記録を参照しながら、県人会の活動などが紹介された。 講義のまとめとして、移民史は日米関係史でもあること、資料の丹念な掘り起こしが重要であることが述べられた。 続く質疑応答では、移民の定義や定住者数把握の難しさになどついて議論された。

 

 

 

 
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