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独立行政法人 国際協力機構 JICA横浜


 

 

公開講座「日本人と海外移住」
   

第10回「在日ニューカマー:在日ブラジル人を中心に」アンジェロ・イシ(武蔵大学教授)

 
   

第10回概要
日本に住む「ニューカマー外国人」のなかでも、ブラジルからの「日系人」は最も代表的なエスニック集団といえよう。本講義ではこの人々を「在日ブラジル人」と位置づけ、その多様な横顔を紹介・解説する。「永住者」急増の意味、リーマンショック後に「派遣切り」され日本を去った人々の思惑、3.11後にいち早く被災地でボランティアをした者の決断など、マスメディア報道では見えてこない「普通の人々」の物語を提示する。

第10回のレジメ(PDF形式)はこちらからダウンロードできます。

 

第10回報告

 在日ブラジル人の出稼ぎの時代は終わり、一次的な滞在としての生き方ではなくて、定住者としての時代が到来しているという在日ブラジル人の現在の状況がまず説明され、講義がスタートした。

 さまざまな統計資料がつねに現実を正確に示すわけではないこと、法的地位と自己定義がつねに一致するわけではなきことが説明された。

 講義では、マスコミでは紹介されない在日ブラジル人のようすが紹介された。

研究者により在日ブラジル人についての歴史的区分は まちまちであるが、Uターン、出稼ぎ(デカセギ)など、どのような呼称があったかに基づいて区分ができること、すでに1988年の時点で一定数のブラジル人が日本に滞在していたことが説明された。ブラジルでのデカセギ現象がある一方、日本側ではエスニック・ビジネスの展開があったことなど、ブラジルと日本双方の当時の様子について解説があった。
続いて、2000年代にみられた「デカセギ」から「移民」への変化について説明があった。さらに2010年からは「在外ブラジル人」としての時代へと変化してくという歴史的経過について説明があり、このような歴史的経緯は、統計資料から探ることが難しいことであった。

 全国区の大手マスメディアでは紹介されないブラジル人の素顔として、在日ブラジル人の工場労働、通信教育、大学の卒業式、ブラジル大統領との交流、のど自慢チャンピオンなどが紹介された。

 2008年にはブラジル移民100周年が祝われ、さまざまなイベントがおこなわれたことも写真を交えて紹介された。
一方、同年に起きたリーマンショック前と以後では大きな違いがあり、ブラジル人社会にどのような影響があったのか解説があった。

 リーマンショック後に10万人以上がブラジルへ帰国したが、2011.3.11後には、ブラジル人により被災地支援のためのさまざまなボランティア活動が展開したことも説明された。

 また、在外ブラジル人のなかで在日ブラジル人がどのような存在なのかが紹介された。

 講義後にはブラジル人2世や3世の今後の見通し、さらにはあらたな3世や4世のブラジルからの来日についての質問があり、盛況のうちに公開講座は終了した。

 

 

 
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